三たん地方開発促進協議会
 
◆ インタビュー ◆
あかり作家 大石明美氏
新分野を拓く匠壱
テキスタイルとバスケタリーの技が融合。

 もともと絵を描くことも好きでしたが、手で何かをつくることがもっと好きでしたね。

 学生時代にはテキスタイル(織物)やバスケタリー(かご編み)の技法を学び、気がついた時には「あかり」をつくるようになっていました。

 テキスタイルやバスケタリーなどの技法を使ってはいますが、私自身どのようなあかりが出来上がるのか、例えば醸造の工程のようにわかりません。何が素材になるかは常にアンテナを張っていて、ニュートラルに構えていると良い発想が生まれたりします。作為的なことをすると良い物は生まれてこない気がします。

 畑を耕しながら、時には山に分け入り、海で流木を拾ったり…。自然と向き合う暮らしの中で、素材はやがては土に還るものを使い、あくまで自然素材を使ってあかりをつくるというのがコンセプトにあります。例えば蔓、流木、楮、三椏(みつまた)などの樹皮、山繭などを使って、どれだけ素材と向き合ってオリジナリティーを出していけるかという点に面白さを感じます。

 年に数回、展覧会に出展していますが、その時来られたお客さんに「このあかりを見ていると、何かお母さんの胎内に戻ったみたい」って言われたことがあります。そんな優しい気持ちになれたり、疲れて家に帰ったとき、私のつくったあかりを見て、ホッとする、本来の居場所に帰ってきたと実感できるようなものをこれからもつくっていければ嬉しいです。

昭和34年
京都市生まれ
川島テキスタイルスクール専攻科修了後、関島寿子氏、本間一恵氏よりバスケタリーを学ぶ

平成4年
自然素材によるあかり製作を始める

平成6・9年 
東京大丸「ギャラリーてん」にて個展

平成8年〜
「バスケタリー展」千疋屋ギャラリー

平成8・10年 
「風水土のしつらい展」京都、梅田大丸

平成10・12年 
「心豊かにくらす展」東京・ギャラリー無垢里 他

京都府綾部市鷹栖町東野上30
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