三たん地方開発促進協議会
 
 
 
相撲[地域を悪霊から守る]
開催地/養父町奥米地の水谷神社 開催日時/10月8日 午後1時頃から
大相撲など競技相撲の起源は、悪霊を鎮める呪術や、農耕の豊凶を占う神事相撲にあり、信仰行事として各地に姿を残している。

養父町奥米地の水谷神社には、古代に朝廷で行われた相撲の節会の面影があると言われる「ねっていずもう」が伝わる。

◎祭礼の様子
午後1時頃からの神主祈祷に始まり、境内にある田和神社の前で本殿の前で相撲が奉納される。2人の舞い手は裃の裾をからげ、四股を踏んで悪霊を鎮め、お互いの首を持って右回りに3度跳んで元の位置に戻れるかどうかで豊凶を占う。


田楽[素朴な芸能]
開催地/丹後町竹野 開催日時/10月10日 竹野神社での祭礼は午後3時
稲作に関する芸能とそこから発生した諸芸能を総称して田楽という。平安時代から行われ、専業の田楽法師が生まれたが、現在では地方の田楽系民俗芸能にかろうじて姿を留めるのみとなっている。

◎祭礼の様子
午前中は竹野地区の家々を回り、午後3時頃に竹野神社で祭礼を行い、宮司の家で最後に舞う。装束は絣の着物に赤い羽織、白いたすきと白足袋、3色の鼻緒の草履が基本で、さらに太鼓の2人は馬毛の冠を、ササラの4人は紙に色紙を貼った冠をかぶる。



  川裾祭り
  地蔵盆
  相撲
  田楽
  綱引き
  山の神

 
 

方言で語る[祭り回想録]  その二  けんかだんじり[但馬・出石町]
◎語り手/中嶋 吉太郎さん (寺区だんじり保存会)

◎開催地/出石町・大手前広場 ◎開催日時/10月15日 午後1時〜4時
宵祭から太鼓の音が鳴り出して、真夜中だけ一瞬途切れたかと思うと、本祭の日は早朝から鳴ってね。昔の10月というと、綿入りを着たり、焚き火をするほど寒かったですね。それから、秋祭りには栗の入った赤飯と煮しめがつきもんでしたなぁ。近所のおじさんが、だんじり同士の喧嘩の仕方について説教するのを見て、常は大人しいのに、この時は目が光っていて、すごいなぁと憧憬の思いで見たことは鮮烈に残ってます。人間が集まって、騒いで、裸でぶつかり合う。自分とこのだんじりが相手のとこに勝つという、一つの目的に燃える。皆の気持ちがしめ縄みたいに一つにぐっと寄るような感覚は、昔も今も同じ。いつの間にか伝承される血のようなものを、次の世代にも伝えたいですね。終戦後、大阪に住んだ間も、脳裏から離れませんでした。今ごろは、あの街角で太鼓を叩いとんだろうなぁ、しめ縄なっとるんだろうなぁ、喧嘩したらおっちゃんが上に乗って元気出してやっとんだろうなぁと。
 
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